テニス肘

テニスは肘に負荷がかかるため、局所的に肘に炎症が起こる場合があります。

手首が反らせない

 一般的には肘の外側が痛むことが多く、野球肘とは反対側(野球肘は内側)といわれています。しかしながら、厳密にはどちらにでも痛みは起こりますので、まずは医師の診断を受けて、他の原因を排除することからです。
 多くは不適切なバックハンドのフォームによりますが、手首を過度に使うサービスや、フォアハンドのフォームの場合でも障害は生じます(図1.)。バックハンド型のプレーヤーは、上記の動作のほかに、圧迫痛や運動痛(指を反らせると激痛)が出ます。また、ファアハンド型は、手のひらを上にしたときの小指側が痛みや指を曲げるときに激痛が出て、ゴルフやボーリングで手関節をひねる動作で痛みが出現することもあります。
 また、サーブ型は、肘の後ろ側(肘頭)が痛みます。テニスのサーブは野球の投球動作に似ているため、サーブ肘は野球肘とよく似ています。
 整体の分野では、肘の周囲ほ筋緊張を解消する施術を行います。殆どの場合、肘周囲の筋肉が固まっており、バンザイをすると見た目でも分かる程、左右で腕の長さが違う様に見えます。


図1. 手首に負荷を掛けると痛みが出る