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首から腕の痛み
子供の野球肘
肘の内側の痛みの総称 肘関節の内側にある骨の出っ張りと、その周辺部に痛みを生じる障害です(図1.)。肘関節を伸ばした状態で、手首を甲側に曲げると痛みが再現されますが、重度になると外側にも痛みを発症します。骨や軟骨、靭帯、筋肉などが未発達な状態での無理な投球や、フォームの乱れは、手投げの状態になることから、肘に大きな負... -
首から腕の痛み
子供の脱臼
関節が一時的に外れる すべてのスポーツにおいて関節は、あらゆる動作の基盤となり大きな役割を果たしています。脱臼とは、その関節が外れる現象で、こうなってしまうと全ての動きが困難となってしまうスポーツ障害です。 また脱臼は再発が多い疾患といえます。脱臼した関節は、それと連動して、支え役の靭帯に炎症や断裂を伴うことがあ... -
首から腕の痛み
子供の骨折
骨折は、外傷の中でも完治に時間がかかるスポーツ障害です。スポーツ障害の中でも重傷の部類であり、日常生活にまで影響を与え、完治後も、季節や天候によって痛みを引き起こすことがあります。骨折を見逃さないためにも、腫れがある場合には、なるべく病院で診断を受けた方が良いでしょう。 骨折は一般的に部類として大きく二つに分けら... -
首から腕の痛み
つき指
先ずは冷やすこと 突き指は、物理的な衝撃によって、指の関節が本来の動ける範囲を逸脱し、指の靭帯・腱や骨が損傷を起こす障害です。これは非常によく起きるスポーツ障害といえます(図1.)。また、誰しもが人生の中で経験されるものです。 指先から根元までの縦軸に向かって、外部から力が加わることで起こり、捻挫の一種とされています... -
首から腕の痛み
子供の野球肩
投球動作で痛む 野球肩は、ボールを投げる動作で痛みが再現されます。野球の投球動作は、運動の中でも肩にかかる負担が大きい(図1.)動作であるため、十分な予備運動を行わずに強い球を投げたりして無理をすると、一度で痛めてしまうケースもあります。 痛みの生じる場所は、肩関節の前面や後面など様々です。痛みを放置したままトレー... -
首から腕の痛み
離断性骨軟骨障害
軟骨の離れて遊離 離断性骨軟骨障害とは、関節軟骨の一部が何かの拍子に欠けてしまう障害です。発生時には痛みを感じないことが多く、欠けた軟骨が関節内を動くことで違和感を訴え、初めて気付くことも少なくないようです。好発部位は膝関節や肘関節が多く、股関節や足関節にも多く見られます。 遊離した軟骨が関節内を細かく動き回る様... -
首から腕の痛み
子供のテニス肘
手首が反らすと痛い 一般的には肘の外側が痛むことが多く、野球肘は反対側(野球肘は内側)といわれています。しかしながら、厳密にはどちらにでも痛みは起こりますので、まずは医師の診断を受けて、他の原因を排除することからです。 テニスでは、多くは不適切なバックハンドのフォーム、手首を過度に使うサービス、フォアハンドのフォ... -
首から腕の痛み
子供の靭帯損傷
関節の破壊を防ぐ靭帯 靭帯は関節部で骨と骨を繋ぐ重要な役割を担い、運動を行う上で重要な組織です。たんぱく質が主成分の筋肉とは違い、靭帯は軟骨などと同じ、コラーゲンを主成分としています。このことから、収縮率も筋肉とは大きく異なり、靭帯は伸び縮み殆どしません。そのため、一度伸びてしまうと縮みにくいことから、障害を受けて... -
腰の痛み
腰椎分離症/すべり症
腰椎の関節部位が分離 スポーツをする子供の腰痛に多く見られるのが腰椎分離症(図1.)です。ボディコンタクトのあるスポーツや、体幹の捻転を伴う競技などで、腰に大きな負荷がかかり、生じてしまった一種の疲労骨折です。おおよそ、中学生以上からおこります。分離症は、腰椎(背骨の腰の部分)に生じることが殆どで、酷くなると座骨神経... -
腰の痛み
筋膜性腰痛症
お辞儀すると硬い 筋膜性腰痛は、腰の筋肉に炎症を起こすことで、痛みを生じる障害です。痛みの生じる場所は、脊柱を中心とした両方又は片側です。運動中の急激な動作や長時間の無理な姿勢などで発生し、子供の場合は骨の成長に筋肉がついて行けなくなり、痛みを生じることがよくあります。 また、この腰痛を訴える子供は、腰椎を前屈させ...
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